震災機構は、2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の被災地の小・中学校に震災翌年の2012年より毎年 修学・学習旅行資金を助成しています。
これまで、のべ小中学校806校の児童・生徒29,558名の皆さんに、カメラマン費用やアルバム代、文集作成や教材費等、学校ごとに適宜有効にお使いいただいています。
このたび、福島県双葉町教育委員会様から双葉町立双葉中学校の東京方面への修学旅行写真(2024年4月23日~25日)と学習旅行写真が届きました。
普段と異なる環境で仲間と一緒に自然や文化などに親しみ、さまざまな知識を広げる修学旅行は、子どもたちにとって、尊い学校生活の思い出になることでしょう。
2011年の東日本大震災の東京電力福島第一原子力発電所事故により、双葉町すべての町民が町外へ避難し、長期にわたる避難生活は震災から13年経過した今も継続しています。2014年に町立学校が再開し福島県いわき市錦町に完成した仮設校舎に幼稚園、小学校、中学校が同居しています。
双葉町HPによると震災前の園児・児童・生徒数はに幼稚園130人、小学校343人、中学校208人 合計681人でしたが、現在避難先が全国各地に分散していることから児童生徒数は合わせて40名程度です。
10年前に建てられた仮設校舎は、体育館があるものの校庭が確保できず、外遊びは校舎まわりで行われ、プールは隣接する小学校のプールを借りている状態です。
双葉町での新たな学校づくりの基本構想が、24年3月に策定され、これから建設の具体的な基本計画、設計者選定、基本設計、実施設計、施工者選定、建設工事、備品工事引越の各段階を経て完成されることになっています。
1日でも早く双葉町に新しい校舎が出来ることを願ってやみません。




