令和元年6月13日~6月15日の3日間、弊機構の田中潤理事長が大槌町を視察しました。

8月にオープン予定のコミュニティハウス「どんりゅう庵」のや営業再開に向けて準備を進めている焼き立てパン「モーモーハウス」と震災から8年経過した「大槌町の今」を、シリーズでご報告します

弊機構の横浜事務所から大槌までは、(東北新幹線)新花巻⇒(JR釜石線)釜石⇒(三陸鉄道リアス線)大槌と約7時間の旅です。

東京駅を午後1時前に発ち、夜6時頃、JR釜石線の終点 釜石駅から三陸鉄道リアス線に乗車して大槌へ向かいました。3か月前の3月23日に開通したばかりの三陸鉄道リアス線の車内は、豪華な内装です。 2両の車両は通学の学生ばかりで一般客は2~3人です。大槌まででほとんど下車しました。

 

 

大槌駅を2駅過ぎて、宿泊ホテルのある浪板海岸駅で下車したのは午後6時半でしたが、駅にも駅周辺にも人っ子一人いません。

 

駅前には、岩手県に死者・行方不明者2,647名、流出倒壊4,962戸の大被害をもたらした昭和8年3月3日の昭和三陸津波の石碑があります。石碑には、午前2時半に地震が発生し、午前3時に15mの津波が押し寄せてきたこと、地震が起きたら津波に用心すること、津波が来たら高台に逃げることなどの教訓が後世の人のために刻み込まれています。「前回の地震の教訓が守られていれば」と思うばかりでした。その隣には新たに「東日本大震災備忘の碑」も建てられていました。

その夜は、8月のオープンを控え、植村竜太郎職員と細かな打合せを行いました。

 

写真① 釜石駅ホーム             写真② 豪華な三陸鉄道リアス線電車の車内

 

 

写真③ 人っ子一人居ない浪板海岸駅前        写真④ 東日本大震災備忘の碑 

 

 

 

写真⑤ 昭和三陸津波の石碑