平成30年7月6日~8日にかけての豪雨で大雨特別警報が発表された倉敷市では、未曽有の大災害 が発生しました。特に真備地区の高梁川水系小田川及びその支流では、8か 所で堤防決壊し、7か所で一部損壊・損傷し、約1,200ヘクタールが3日間にわたり 水没し、5,700棟超の住家が全壊・大規模半壊・半壊するなど大規模な洪水被害が発生 し、市全体で59名(うち災害関連死7名)が亡くなりました。 

 2019年5月末現在、いまだに真備町では2,739戸7,191人(うち建設型仮設229戸549人、借り上げ型仮設(みなし仮設)2,510戸6642人)が避難しています。

仮設の入居期間は2年間と定められていることから、真備町人口の約3割の人々が将来の不安を抱えたまま、不便な生活を余儀なくされています。

 

こうした中、弊機構は平成30年9月から真備地区の「岡田地区まちづくり推進協議会」(黒瀬正典会長)、「川辺復興プロジェクト あるく」(槙原聡美代表)、「箭田(やた)地区まちづくり推進協議会」(守屋美雪代表)の協力を得て、被災者に小田郡旅館料理飲食喫茶綜合組合各店が調理した幕の内弁当や、岡山木村屋のパン、越後こがねもち等の無料支給を行っています。 

 さらに、洪水で校舎が使用できなくなった矢掛町立中川小学校に消耗品などの諸費用を助成したほか、「服部地区まちづくり推進協議会」(中尾研一会長)にテントと物置等を寄贈致しました。

 

また、弊機構が直営する鎌倉小町通りのリバスク(復興支援広場」におきまして、きびだんご、むらすずめ等岡山県の銘菓をはじめ、倉敷に隣接する岡山県小田郡矢掛町産の朝日米を使用した玄米麺を販売し売上をすべて被災地支援に充てています。

 

弊機構は、微力ではありますが、これからも西日本豪雨災害支援を続けます。

 

<洪水被害を受けた倉敷市真備地区>

写真①  最大浸水深約5mの洪水に水没した真備地区

 

 写真②

 

写真③

 

 地図 高梁川水系小田川及びその支流の堤防が決壊した真備町

 

 

 

真備町への越後もちと岡山木村屋のパン無料支給 

※被害データと写真は「 平成30年7月豪雨災害対応検証報告書」(平成31年倉敷市)と「平成30年7月豪雨災害検証報告書」(岡山県「平成30年7月豪雨」災害検証委員会 平成31年3月)より引用