震災機構は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の被災地の公立小・中学校の修学・学習旅行資金の助成を、震災翌年の2012年より毎年行っています。

このたび、岩手県陸前高田市教育委員会様から陸前高田市立竹駒小学校6年生による1泊2日(11月12日~13日)の岩手県花巻・平泉方面への修学旅行写真が寄せられましたのでご紹介します。

1 宮沢賢治記念館

【児童の感想】

・宮沢賢治は自分の人生と重ね合わせて作品を作っていることがよくわかった。気になった作品は 『春と修羅』の中の「晴天恣意」と「原体剣舞連」だ。

 「青森挽歌」は挽歌部の中で最長の詩であるとわかった。

・賢治さんは、農業改良への期待を寄せ、それまでには思いつかなかった考えと方法により多くの作品を生み、多様な独自の世界を創っていたことが分かった。

2 中尊寺

【児童の感想】

・いろいろなお堂があり、その中でも金色堂はとてもきれいで、たくさんの観音様がいてすばらしく声も出ませんでした。

・中尊寺や毛越寺は「祈りの寺」であるとガイドさんから教えてもらった。金色堂に飾られていた天蓋が花のような形をしていてとてもきれいだった。

・紅葉の中の金色堂がとてもきれいだった。

3 うるし塗体験工房kurasu(大智屋)

・うるしは約1,000年もつことがわかった。ゴミがつかないようにとても気を付けていることを知った。職人さんの思いに感動したし,作品が とてもきれいで印象に残った。

・一つ一つ丁寧に作られていることがよく分かり、使ってみたいと思った。

・今でも、女の人の染めていないきれいな髪で作った刷毛でうるしをぬっていることに驚いた。

 

4 及源鋳造株式会社 

【児童の感想】

 ・南部鉄器は失敗してもまた作り直せるのでいいと思った。

 ・南部鉄器は地味で古くさいイメージがあったけど、海外でとても人気だったり、カラフルな物があったりと、私が思っていたこととは逆だった。新しい収穫があってよかった。

 ・たたいた音で製品がこわれているかどうか判断できることを知って驚いた。鉄びんだけでなく,はし置きやキーホルダ―なども作っていてとても興味をもった。

 ・重い鉄を持って働く人がいて、伝統工芸はすごいなあと思った。