震災機構は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の被災地の公立小・中学校の修学・学習旅行資金の助成を、震災翌年の2012年より毎年行っています。

これまでのべ673小中学校24,661名の児童・生徒の皆さんに、カメラマン費用やアルバム代、文集作成や教材費等、学校ごとに適宜有効にお使いいただいています。

このたび、岩手県の陸前高田市教育委員会様から、陸前高田市立小友小学校の盛岡・中尊寺方面への修学旅行写真が届きました。

子どもたちが岩手の歴史を学び、科学や非日常の様々な体験を仲間と一緒に行った旅行は、きっと楽しい思い出になったことでしょう。

 

 【小友小学校の校舎と学区の概況】 

小友小学校の学区は北上山地の南端,市の東部に位置し,町南部は陸中海岸国立公園の一部になっており北に標高446.8mの市民の森・箱根山を仰ぎ,南西に風光明婿な広田湾をいだく山と海の自然に恵まれた景勝の地となっている。

面積は8.66㎢,戸数734戸,人口1,975人で農業・水産業が主である。近年第二次,第三次産業への転換が目立つようになり,経済的には安定していたが,東日本大震災により大きな被害を受け,田畑はほぼ全滅,水産業は壊滅状態となった。しかし,復興が進むにつれて住宅新築による他地区からの転入者が増え,人口は現状維持から微増傾向にある。

 また,当地は昔から「気仙大工」として全国に名をあげ,優れた技能者を生み出した土地としても知られている。「気仙大工」は民家だけでなく社寺・堂塔などの建築をする「宮大工」としても全国で活躍した実績があり現大阪城の築城にも従事し,その技術は学術的にも高い評価を受けている。(小友小HPより引用)