1.ベーカリー事業
岩手県大槌町は市街地のほとんどが津波と火災により消失し、現在も、飲食店・小売店は、わずかなスペースに仮設店舗を設け、細々と営業している。
震災後、町には、焼き立てパンの店はない。

ところで、岩手県は良質な南部小麦を使ったコッペパン文化がある。パンの具材としても、地元のワカメなど海産物を生かすことも考えられる。

本事業は単なる復興支援ではなく、様々なアイデアを駆使して今迄にないパンを作っていくというコンセプトの元、地元の人々のみならず、他地域にも広く発信する町おこし事業として「パン プロジェクト」を展開したい。

同時に地元の方々が充実した日常を取り戻す為の一助として大槌町民カード(仮称)を発行し、地域限定で特別価格での提供を講じていく。

2.太陽光発電所( メガソーラー)建設事業
被災地において新たな事業創出を図ること、行政に対して税収( 固定資産税)・事業収入( 借地代)等、財政寄与をもたらすこと、自然環境エネルギー事業を進めることで、広く社会にアピールするとともに住民へ明るい希望を与えること、以上の3点が太陽光発電所建設の目的である。

(行うこと)
(1)事業者 (資金提供者・モジュール購入者)を探してソーラー事業を提案し、参入を求める。
(2)土地所有者を探し、事業者への土地の提供を求める。
(3)金融機関からの資金の調達の斡旋を行う。
(4)事業を進めるにあたって必要となる各種会社と業務提携をする。
(5)事業の推進に応じ、事業者のリスク防止策を講じる。
(6)施工業者とともに、ソーラー事業の核となる土地の診断、施工、引渡しを行う。
(7)事業者の資金管理・実用後のメンテナンスを行い、将来的にはメンテナンス業者に事業を委ねる道筋をつくる。

平成24年10月3日
公益社団法人 東日本大震災雇用・教育・健康支援機構
理事長 田中潤