大槌町は、東日本大震災当時の町の対応の再検証を始めました。
8月25日、先月就任した町の震災検証室の小山雄士室長が当時の町長ら多くの職員が犠牲になった旧町役場庁舎を調査しました。
小山室長は、震災発生当時の状況を知る三浦大助総務部長と旧役場調査に訪れ、三浦部長が記憶と職員の証言をたよりに作成した図面をもとに、当時の部署の位置や建物の構造などを確認しました。
町は多くの職員が亡くなった原因について2013年に防災の専門家等による検証を行いましたが、町議会や町民から不十分との声が上がり、震災当時、県の総合防災室長だった小山氏に再検証を依頼しました。小山室長は退職者を含む、町職員およそ100人に聞き取りを行うなどして調査を行い、来年6月をめどに調査結果を取りまとめる予定となっているそうです。
(写真は平成26年3月当時の旧町役場庁舎です)