岩手県大槌町の弊機構直営のコミュニティ・ハウスどんりゅう庵の植山竜太郎職員から小鎚川(コズチカワ)沿いの満開の桜の写真が届きました。

 

大槌町には町の東側に大槌川が、そして西側に小鎚川がありどちらも大槌湾に注いでいます。

「槌」、「鎚」の2種類の漢字が使われており、その違いの由来は、「遠野上郷大槌町物語」(あるちざん社))によると、「鬼打ち伝説」と呼ばれる民話に由来するそうです。

 

「昔、この土地によそから移り住んできたかじ屋がいた。そこへいつの頃からか鬼が現れ、仕事場をのぞいたり家の柱を揺すったりして邪魔をするようになった。怒ったかじ屋は大きなつちと小さなつちで鬼を追い払った。その後つちは川に捨てられ、鉄でできたつち(小鎚)は川底に沈み、木でできたつち(大槌)は浮かんだまま海に流れていったが潮によって岸に戻され、一つ北の川筋の河口に漂着した。ここから、それぞれ小鎚川・大槌川と呼びならわされるようになった」

 

長い冬が過ぎ、大槌は春本番です。

写真は、小鎚川に咲き誇る満開の桜です。