岩手県大槌町では、平成31年4月下旬からウニの捕獲が始まりました。沖合で捕獲したウニを漁業者が殻から丁寧にむき身にして、新おおつち漁協のウニ集荷場に集荷されます。8月頃までが収穫時期です。

 岩手県のウニ水揚げは全国第2位です。黒潮と親潮がぶつかりあう豊かな三陸の海は、肉厚で弾力のある良質なワカメ・昆布が豊富で、ウニはそれらを餌とするので丸々と太って甘みを蓄えた美味しいウニが取れます。

 

大槌には、くろかぜ(キタムラサキウニ)とぼうずかぜ(エゾバフンウニ)の2種類が生息しています。水揚げは、くろかぜが8割、ぼうずかぜが2割となっています。

震災後、ウニがほとんど見つからず、1年間漁を行っていませんでしたが、平成24年には漁を再開するまでに回復したそうです。

 

岩手のウニがぎっしりつまった「牛乳瓶入りウニ」が、2017年8月の日本テレビの「秘密のケンミンショ-」でも岩手ケンミン熱愛グルメとして紹介されていました。

人気が続いて復興につながることを期待しています。