9月20日から開幕するアジアで初めて開催される4年に一度の「ラグビーワ-ルドカップ2019」まであと27日となってきました。全国12都市の会場には48試合トータルの来場者数を約200万人、うち海外からの来場者数は約50万人と見込まれています。

 

12都市で唯一東北の会場が岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムです。

2011年3月の東日本大震災の津波で死者・行方不明者583名という人的被害と北部の鵜住居地区の釜石市立鵜住居小学校と釜石市立釜石東中学校は校舎が全壊・浸水被害を受けた釜石市が、その跡地に防災機能を有するスポーツ公園として2018年9月にオープンしたのが釜石鵜住居スタジアムです。

 

収容人員は16,000人と12会場の中では、福岡市東平尾博多の森球戯場(22,563人)に次いで少なく、ワールドカップ終了後には6,000席に縮小して後利用される計画です。

開催される試合は、9月25日にプールD・フィジー対ウルグアイ戦、 10月13日にプールB・カナダ対ナミビア戦の2試合です。

 

日本代表が7月27日から8月10日に開催されたパシフィック・ネーションズカップ(PNC)で強豪フィジーやトンガを破り3戦全勝し優勝したことから、ワールドカップでの日本代表への期待が高まり、これから一層ラグビー人気が盛り上がってくることでしょう。

9月25日のフィジー対ウルグアイ戦には、大会の名誉総裁を務める秋篠宮さまの観戦や、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の飛行も検討されています。

 かつて日本選手権7連覇の新日鐵釜石の地元だけに、釜石や隣接する大槌に熱心なファンが各地から集まり、地元の方々との交流や観光などで大いに盛り上がることを期待しています。

 

 

 

※画像は釜石市HPより