今年も皆様のご支援のおかげで弊機構は東日本大震災と西日本豪雨被害に遭われた皆様への支援を行うことができました。
ありがとうございました。

今年の震災機構の主な活動の記録です。

4月、岩手県、宮城県、福島県(以下「東北3県」)の被災地の公立小・中学校の修学・学習旅行支援12教育委員会を通じて50小学校の生徒1,079名と28中学校の生徒1531名の合計2,610名の生徒に対し支援を行いました。

6月、羽生結弦選手の復興支援ポスター頒布開始
平成23年に公益社団法人として活動を始めた時より活動を応援してくれている羽生結弦選手が今回もモデルを務めてくれました。羽生選手のご家族とも相談し、東日本大震災の記憶の風化を避けるべくシンプルに「東日本大震災を忘れない」ことをテーマとしました。
国内に留まらず海外からも大きな反響を呼びました。
震災の記憶のない被災地の小学生に、今進みつつある復興の現場で過ごす中で7年前の出来事を意識し、人々を思いやる心を育んでもらえればとの思いから東北3県の被災地の34教育委員会を通じて小学校392校に、羽生選手の復興支援ポスターを掲出して頂きました。
   
6月、湘南カレー「どんりゅう庵」が再オープン
弊機構直営の湘南カレー「どんりゅう庵」は、建物移転のため昨年10月から休業中でしたが、6月16日(土)に、岩手県沿岸最大のショッピングセンターの「大槌シーサイドタウン マスト」1Fのフードコートにて盛大に再オープンしました。

8月、鎌倉に災害復興支援広場(愛称「リバスク」)新規オープン
鎌倉の小町通りに「災害復興支援広場」を新規オープン致しました。
東日本大震災及び西日本豪雨災害被害募金と被災地の物販支援を目的とし、岩手や岡山等の銘菓等の販売、どんりゅう庵カレーの食事提供はじめ、鎌倉にゆかりのある書籍、音楽CD販売やギャラリーでの版画展示等を行っています。

9月〜、岡山水害支援開始
7月の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町岡田地区や川辺地区の被災者に岡山木村屋の菓子パンや、小田郡旅館料理飲食喫茶綜合組合調理の幕の内弁当を配給しました。
また、校舎が水没し、他校で授業を続けている矢掛町立中川小学校に消耗品など諸費用の助成を実施しました。
その後真備町各地区の事務費等の助成を継続して行っています。
 
12月、岡山県真備町の全地域を対象に新潟県の黄金餅の配布を、各地区まちづくり協議会を通じて行いました。

こうした支援活動には、皆様にお願いして集められた貴重な寄付金が活用されています。弊機構は災害に遭われて、今支援が必要な方に今必要な支援を出来るだけ早く行なうことを理念として活動しております。
今後も継続して東日本大震災及び西日本豪雨災害に遭われた皆様への支援を行って参ります。
よろしくご支援をお願いします。

平成30年12月26日
東日本大震災雇用・教育・健康支援機構
  理事長 田中潤